[第1章] 蒼海館の殺人ー長編ミステリーならではの満足感を語りたい

 

このブログを読みにきてくれた皆様へ、初めましてeggと申します。まず、このブログを通じて皆様と出会えたことに感謝します。

小学生の頃から本の中の世界に魅了されまして、現在大学4年生に至るまでに数多くの本を読んできました。その中で、周りの人で読書を趣味にしている人が少ないという現実に直面しました。

 

そこでこのブログでは、読書が苦手な人から日頃からよく読んでいる人まで全員に向けて本についての情報を発信していきます。具体的には、私の独断と偏見で各著書について評価をさせていただき、読みやすい本なのかまた比較的手頃に楽しめる内容なのかを発信し、新たな本との出会いの手助けをさせていただければと考えています。

 

一方で、既にその本を読んでいるという方には私がその本を読んだ際に個人的に疑問に思ったことなどについてコメントで対話できればいいなと思っています。

 

なぜなら、読書の醍醐味はその本について語り合いたい

この一言に尽きると思っているからです。では、このブログを通じて新たな出会いがあることを願って、本編へと進んでください。

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[目次]

1、 蒼海館の殺人という本について

2、 egg's おすすめポイント

3、 個人的な感想と皆様に対しての投げかけ

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1、蒼海館の殺人という本について

今回紹介したい一冊は阿津川辰海先生によって書かれた『蒼海館の殺人』です!

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20年代を代表すると謳われるほどのミステリー作家の手によって生み出された前作「紅蓮館の殺人」に続く第2作となっています。さて、シリーズ作品と聞くとどこか途中から読み始めてもいいのか、と悩む方もいらっしゃるかと思いますが、この作品においては特に問題はないように自分は感じました。(少し前に大きな事件に遭遇したんだ、という認識さえ持っていただければ😅)

 

では、早速評価の方に入っていきましょう〜!

 

評価では、満点5点で4つの項目で評価します。そして、最後に自分が読むのにかかった期間をあくまで目安程度に載せます。速読ができるタイプではないので、あくまで隙間時間に読み進めると、このくらいかかった程の認識で捉えてもらえればと思います。

 

  • 初心者向け度合い: 2点
  • 読みやすさ   : 3点   
  • 面白さ     : 4.5点
  • 読み応え    : 5点
  • かかった時間  :1週間

 

このような数字をつけさせていただきました!では、軽くこれらの点数の説明の方をしていこうと思います

 

    1. 初心者向け度合い

今回この作品においてはページ数の多い長編ミステリー作品となっています。エピローグも含め約600ページは初心者の方、しいては久々に本に触れる方にとっては少し酷であると感じました。私の周りの人には、本作品の分厚さを見るだけで嫌悪感を示すほどでした💦なので、今回はこのような点数をつけました。

 

     2. 読みやすさ

読みやすさに関しましては、非常に読みやすいとまではいかず一方で読みづらいと感じることもありませんでした。強いていうならば、私の語彙力のなさが原因で読めない漢字や固有の物の名前が分からず何度か辞書を引く場面がありました。

 

    3. 面白さ

面白さ、これは言わずもがな序盤から張り巡らされた伏線や最後までどうなるか分からないといった従来の作品よりもドキドキするところが多く、ミステリーの内容以外のところでも非常に心を振るわせるものがあります!そのため、今回は高得点をつけさせていただきました。

 

    4. 読み応え

読み応え、これはありすぎて読み終わった時の達成感というのはここ最近読んでいた作品の中でも群を抜いていました!長編小説を読むのはこのためか、と言わんばかりの満足感が味わえると思います。

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2、 egg's おすすめポイント

 

さて、ここまで評価を解説してきましたが、結局何がこの作品は他とは違うのかと疑問に思われている方もいるかと思います。

はっきり言いましょう。この作品は、

 

ミステリー小説でありながら、ただ謎を解くだけでは命は助からないのです!!

 

それは、さながら事件が始まってからずっと時限爆弾を抱えているようなものです。その時間内に謎を解き明かし、犯人を見つけ出し、爆弾を解除しなければいけないというやることてんこ盛り具合!!もちろん、犯人が緻密に組み立てた犯行計画も見事なのでそこも見逃さずにチェックしてみてください。

 

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3、個人的な感想と皆様に対しての投げかけ

 

いよいよ最後の項目になりましたが、私個人的な感想といたしまして、今作品のミステリーともう一つこの作品を語る上での大事な要素「探偵となんなのか」という問い。これが非常に鍵になっていたと思います。主人公がそれに悩んでいるところもしっかりと描写されていました。

ここで、今回皆様に投げかけたいことを言いたいと思います。ズバリ、

 

『小説の中の探偵とはどうあるべきなのか』

 

皆様の意見をぜひ聞かせていただきたいです!

私の意見としましては、本を読む上で本当の探偵は「読者自身」である、そう考えています。なので、小説の中の探偵は、その優れた観察眼で読者に対して常にヒントを与え続ける、そして最後まで読み進めると答え合わせといった具合に。今回の、探偵の葛藤は、小説の中で助からなかった命というのを読者は簡単に捉えすぎじゃないのか。という問いのような感じもしました。

 

考えすぎかもしれませんが、皆様個人の意見をコメントとして残していただけると嬉しく思います!

 

本ブログは、週2から3日を目安に更新しようと考えております。時間帯は17時ごろ。もし、このブログを退社され電車などで帰宅されている際に読まれて、その足で本屋に行って買われる、という素敵なことが起きたらいいなと願いを込めてです。

 

 

 

では、次のブログでお会いしましょう。

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 西尾維新さん、、最強って心踊るタイトルじゃないですか。。